ベンチャー転職TIPS

第8回 ベンチャー転職を成功させるために、面接で気をつけることはなにか?(後編)

第8回 ベンチャー転職を成功させるために、面接で気をつけることはなにか?(後編)

前回の記事から引き続き、面接で気を付けることについてお伝えします。今回は面接で一番の肝となる、「自己アピール」についてです。面接における「自己アピール」の書き方や話し方は、様々な書籍や記事に情報が溢れていますが、ここでは、大手企業からベンチャー企業に転職をする場合の面接に的を絞って、大手企業での経験をアピールする場合の注意点や考え方をお伝えしていきます。


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自己アピール以前に意識すべきこと

自己アピール以前に意識すべきこと

自己アピールの「内容」に入る前に、面接で話をする際の大前提をお伝えします。それは「論理的に話すこと」です。私は前職で新卒採用の面接官をしていましたが、論理的でない話し方をする人に対して、良い第一印象を抱くことはありませんでした。一例としては、要領を得ない話をする人や、こちらの質問の意図と違うことを答える人です。インターネットの調査などでよく見る「面接官に嫌われる人ランキング」の上位にはいつも、「ダラダラ話す人」や「話が長い人」といった、論理的でない話し方をする人が登場します。

 

論理的に話せない人は、コミュニケーションコストが高いと判断されかねない

論理的に話せないとなぜ良くないのかと言えば、面接官がその場でイライラするから、というだけではありません。論理的に話せない人は、実際の仕事においても話が長い・伝わらない=「コミュニケーションコストが高い人」になってしまうと面接官は懸念するのです。私が新卒採用の面接官だった当時は、将来の成長も見据えてかなり甘めに判断していました。しかし、中途採用であれば、わざわざコミュニケーションコストが高そうな人を採用しないと思います。

普段から論理的に話すがのが苦手だと思いっている人は、特に意識して準備をするようにしてください。

 

 


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面接で伝えるべきは「あなたが”自ら”何をしたのか」

面接で伝えるべきは「あなたが”自ら”何をしたのか」

では、実際に面接で何を語るべきでしょう?面接は選ばれるための場ですから、もちろん選ばれるためにあなたのこれまでの経験や実績をアピールするべきです。では、あなたが面接官だったとして、こんなアピールをする人がいたらどう思うでしょう?

 

「私は前職で新卒採用の仕事をしており、3年連続で200人もの新人を採用しました」。

 

一見、200人も採用したのか、凄いなと感じるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。「大企業だったら200人ぐらい簡単に集まるのでは?」「あなたがいない時も200人採用できていたのでは?」といった疑問が浮かんできませんか?

このアピールで不明瞭なことは、それが「あなただから出せた成果」なのかよくわからないということです。あなたが自ら考え、自ら動き、なにかを解決したり、新しいことを始めたりしたから出た成果なのか?それとも、大企業にいたから勝手に出た成果なのか?ということです。

 

大企業では、あなたでなくても一定の成果が出るよう組織や仕組みが整っている

なぜこんな話をするかと言えば、大きな企業は、担当する人が変わっても安定して結果が出るよう、組織や仕組みがしっかりと出来上がっているからです。大きな企業が短いスパンでジョブローテーションをしても、業績が大きく変わらないのがその証拠です。

あなたが実績だとアピールするその成果は、本当にあなたの成果なのでしょうか。それとも、あなた以外の人がその役割についても変わらず成果が出るような組織や仕組みの賜物なのでしょうか。両者をしっかりと区別をした上で、「あなたが”自ら”何をしたのか」を語る必要があるのです。

 

あなたがこれから働くのは、誰でも成果が出せる仕組みがない場所

これから飛び込むベンチャー企業は、今まで慣れ親しんだ、「誰でも安定して結果が出るよう仕組み化された環境」ではありません。一人一人が自ら考え、行動することが求められます。大手企業の働き方にどっぷり染まって、それが期待できない人ではないか、ということを面接官は見ています。「あなたが”自ら”何をしたのか」を語り、ベンチャー企業でもやっていける存在だということをアピールしましょう。

 

 

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「あなたが”自ら”何をしたのか」をストーリーで話そう

「あなたが”自ら”何をしたのか」をストーリーで話そう

では、そのアピールポイントを魅力的に伝えるには、どのようにすれば良いでしょうか。ここでは、3幕構成という自己アピールのストーリーを作る手法を紹介します。3幕構成とはハリウッド映画の脚本で多く採用されている手法で、「設定」→「苦闘」→「解決」という3幕でストーリーを構成するというものです。映画において各幕は、以下のように使われます。

 

「設定」:キャラクターの紹介や、物語の背景など
「苦闘」:主人公に立ちはだかる、問題や脅威・障害など
「解決」:問題や脅威を乗り越え、訪れた平和や幸せ

 

これを面接で話す経験談に適用すると、以下のように考えることができます。

 

「設定」:あなたの所属部署や担当していた業務の説明
「苦闘」:どんな問題が発生し、あなたはどれだけ大変な状況にあったのか
「解決」:あなたの考えや行動により、どのように問題を解決し、どのような結果が得られたか

 

いかがでしょう?単にやったことや実績を話すだけの自己アピールに比べて、臨場感や躍動感が加わり、かなり魅力的に伝わりそうではないでしょうか?

 

3幕構成のストーリーが描ければ、それは「あなたが”自ら”成したこと」

この3幕構成をおすすめする理由は、面接の場でより魅力的にあなたの経験が伝わるというだけではありません。もうひとつの理由は、3幕構成でストーリーを考えることで、「あなたが”自ら”何をしたか」が明確になるという点です。

 

一番のポイントは「苦闘」です。あなたが、ただ会社から与えられた役割をこなしただけでなく、自ら何かを解決したのであれば、必ずそこに「苦闘」があるはずだからです。あなたがどんな「苦闘」の末に「解決」を迎えたのか、これが明確であればそれは「あなたが自ら成したこと」です。逆に、「苦闘」の場面が思いつかず、「設定」と結果しか語れないなら、それは会社の組織や仕組みの成果かもしれません。

 

繰り返しになりますが、ベンチャー企業への転職面接において、大手企業での経験をアピールする場合、「あなたが”自ら”何をしたのか」を意識する必要があります。大手企業で働いていると、自分の業績や成果だと思っていたものが、実は会社や組織の成果だということはよくあるのです。ぜひ、3幕構成を使って自己アピールを考えることで、あなたが自ら成したことを明確にし、魅力的な自己アピールを考えてください。


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まとめ

ベンチャー企業の面接において相手が聞きたいことは、あなたがどんな経験をして、それがこの会社に何をもたらすかです。そしてその経験も、大企業という組織の中で与えられた役割をこなした経験ではなく、「あたなが”自ら”何をしたか」という点が重要です。ぜひ、魅力的な「あなたが自ら成した」ストーリーをアピールするよう意識してみてください。

 

 

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取材者 = 平重 克樹

感性デザイン工学専攻で大学院修了後、株式会社NTTドコモに入社。NTTドコモでは、IoT/AIを軸とした、デバイス・アプリケーションの両面から経営課題にアプローチするビジネスコンサルティング業務に従事。建設業界の働き方改革・生産性向上に寄与するIoTソリューション事業(デジタルトランスフォーメーション:DX)の新規立ち上げを行う。また同時に、オープンIoTプラットフォームを展開する4社JVのインキュベーション支援業務に携わる。MWC Barcelona 2018・2019出展。
その後、株式会社ドリームインキュベータ(DI)に出向。DIでは主に国内ベンチャー投資・上場支援に取り組む。また、国内1号ファンド「DIMENSION」の立ち上げに関わる。

 

大久保 崇

筆者 : 

大久保 崇

人材育成ベンチャーにて、企業向け研修の開発者兼講師。
従業員数1万人以上の超大手通信キャリアから、従業員数100人前後の人材育成ベンチャーへ転職。大手通信キャリアでは12年勤務し、システム開発、人事、新規事業企画と様々な業務に携わり、マネージャーも経験。現在は大企業での経験を活かして、様々な企業の人材育成をサポートしている。

大久保 崇

筆者 : 

大久保 崇

人材育成ベンチャーにて、企業向け研修の開発者兼講師。
従業員数1万人以上の超大手通信キャリアから、従業員数100人前後の人材育成ベンチャーへ転職。大手通信キャリアでは12年勤務し、システム開発、人事、新規事業企画と様々な業務に携わり、マネージャーも経験。現在は大企業での経験を活かして、様々な企業の人材育成をサポートしている。