ベンチャー転職TIPS

第6回 大企業とベンチャー企業、両方で働いたからわかるそれぞれの良い部分

第6回 大企業とベンチャー企業、両方で働いたからわかるそれぞれの良い部分

「大企業とベンチャー企業のどちらがよいか?」たまにこんな質問をされることがあります。転職を検討している人は気になる質問だと思います。しかし、大企業とベンチャー双方に良い面・悪い面があるため、どちらが良いか一概に決めるのは残念ながら難しいです。
そこで今回は、実際に大企業で長年働き、ベンチャー企業に転職した自分の経験から、私個人が感じている「大企業の良かったところ」「ベンチャー企業の良いところ」をお伝えすることで、どちらで働くのが自分に合っているかを考えるヒントにしていただきたいと思います。


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大企業の良い部分

大企業の良い部分

まずは、いま振り返ってみて思う大企業の良かった部分からご紹介していきます。

 

チームで働く安心感

ベンチャー企業に転職して最初に思ったのは、「一人で仕事を任される機会の多さ」でした。それまで勤めていた大企業では、一つの業務に複数名のアサインが基本で、上司だけでなくサブとして他のメンバーもアサインされることが普通でした。

そのため、例えば風邪をひいて仕事を休んでも、サブのメンバーがサポートして進めてくれていたといったことが普通にありました。しかし、ベンチャー企業では、基本は一人で任されるので、休んでも仕事が前に進むことはほとんどなく、大企業から転職してきた私はプレッシャーを感じたのを覚えています。

ベンチャーで働くことに慣れてきた今は当時ほどプレッシャーを感じませんが、今も大企業のチームで働く安心感を思い出すことはあります。

 

色々な仕事で成長できる

大企業には数年おきに別の部署へ異動する「ジョブローテーション」というものが存在します。この仕組みは、スペシャリストを育てにくいというデメリットを持つため、大企業の悪しき風習として語られることも多いです。しかし、私個人としては、このジョブローテーションで色々な経験ができ良かったと感じています。

何が一番良かったかと言うと、色々な仕事を経験することで、自分に向いている仕事と、向いていない仕事が自覚できたことです。そのおかげで、自分に向いた仕事を突き詰めるために転職したわけですが、一つの会社にいながら色々な仕事を経験できるというのは、考え方によっては大きなメリットになると思います。

 

インパクトの大きな仕事ができる

大企業は扱っている商品やサービスの知名度が高いので、世の中への影響度が大きい仕事ができるチャンスがあります。例えば、私は前職でシステム開発をしていましたが、その時に担当していたのが6000万人のユーザーが使用するメールシステムでした。このように、自分の仕事が多くの人に影響を与えていると感じられる仕事ができるというのが大企業で働く醍醐味であり、メリットではないかと思います。

 

ロールモデルを見つけやすい

大企業は、採用倍率がそれなりに高いため、優秀な人材(学力や思考力といった観点で)が採用できています。また、社員数も多いため色々なタイプの人がいます。そのため、若いうちは先輩や上司など、目標とする人を見つけやすい環境だと言えます。私も新入社員時代から、周囲で働く人に恵まれており、色々な人の仕事のやり方を参考に成長してきた実感があります。

 

 

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ベンチャー企業の良い部分

ベンチャー企業の良い部分

余計な会議が少なく仕事に集中できる

私が転職して真っ先に思ったことは、「とにかく会議が少ない」ということです。転職前は、一日の2~4割は会議をしていた気がします。しかも、進捗管理や情報共有といった、必要性がよくわからない会議が多いにもかかわらず、当時はそれが普通だと思っていました。

これに対して、転職後は極端に会議が減りました。しかも、必要性のよくわからない会議は、ほとんどありません。そのため、転職前ではほとんど無かった”会議がない日”も多くあり、転職直後は「1日8時間フルに働くとこんなに疲れるのか」と思ったほどです。

 

意思決定が早い

「大企業は組織が細分化されており意思決定が遅い」という一般論は転職前から知っていました。確かに何か決めるのに、色々な部署に根回しが必要だったり、承認フローがやたらと長かったりしたので、これが「意思決定が遅い」ということなのだろうと思ってはいました。しかし、新卒からずっと大企業にいて、その環境しか知らないので、面倒だとは思いつつもそんなものだと思っていたのが実際のところです。

しかし、転職してみてその考えは一変しました。ベンチャー企業では、一つの仕事に関わる人数がとにかく少ないので、調整などまったく必要とせず物事が決まっていきます。また、組織も大きくないので長い承認フローもありません。当事者のみで物事が決まっていくスピーディさはベンチャーで働く醍醐味だと思います。

 

専門性が高まる

大手企業は組織が縦割りです。そのため、各部署や課が担当する仕事は一連の仕事の中のかなり細かい「一部分」であることが多いです。また、専門性が必要な仕事をグループ会社や外部企業に業務委託し、プロパー社員は社内の調整業務に時間を割くケースも多く、どうしても経験できる仕事が限定的で、かつ社外でも通じる専門性が身につきにくくなる傾向にあると思います。

一方、ベンチャー企業は、扱う事業は狭いですが、組織が細分化されていないため、その分野の業務に幅広く精通することができます。また、外部に業務委託をするほどの余裕もない(というか、大企業から専門分野の委託をされる立場なことが多い)ので、自分で全てを勉強する必要があり、仕事を通して自らの専門性を高めることができます。

 

結局どちらがよいのか?

私は、新卒で社会に出るタイミングでは自分が何をやりたいか、何になりたいか、はっきり決まっていませんでした。そのため、色々な仕事を様々な人と一緒に経験できる、幅広い環境が準備された大企業にいられたことはとても良かったと思っています。

そして、やりたいことの方向性が定まった今は、特定分野の仕事に集中して取り組めるベンチャー企業に転職してきて良かったと思っています。

ですから、一概にどちらが良いという結論は出せません。今はベンチャーに転職してきてよかったと思っていますが、もう一度学生時代に戻って就職活動できるチャンスがあっても、新卒では大企業に入るような気がしています。


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まとめ

大企業とベンチャー企業の両方の経験から、双方の良いところを紹介しました。大企業とベンチャー企業のどちらが良いかという問いに答えはありません。大事なことは、双方の良いところ、良くないところを理解したうえで、自分の求めることや、キャリアにおけるタイミングなどを考慮して判断することだと思います。

 

 

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取材者 = 平重 克樹

感性デザイン工学専攻で大学院修了後、株式会社NTTドコモに入社。NTTドコモでは、IoT/AIを軸とした、デバイス・アプリケーションの両面から経営課題にアプローチするビジネスコンサルティング業務に従事。建設業界の働き方改革・生産性向上に寄与するIoTソリューション事業(デジタルトランスフォーメーション:DX)の新規立ち上げを行う。また同時に、オープンIoTプラットフォームを展開する4社JVのインキュベーション支援業務に携わる。MWC Barcelona 2018・2019出展。
その後、株式会社ドリームインキュベータ(DI)に出向。DIでは主に国内ベンチャー投資・上場支援に取り組む。また、国内1号ファンド「DIMENSION」の立ち上げに関わる。

 

大久保 崇

筆者 : 

大久保 崇

人材育成ベンチャーにて、企業向け研修の開発者兼講師。
従業員数1万人以上の超大手通信キャリアから、従業員数100人前後の人材育成ベンチャーへ転職。大手通信キャリアでは12年勤務し、システム開発、人事、新規事業企画と様々な業務に携わり、マネージャーも経験。現在は大企業での経験を活かして、様々な企業の人材育成をサポートしている。

大久保 崇

筆者 : 

大久保 崇

人材育成ベンチャーにて、企業向け研修の開発者兼講師。
従業員数1万人以上の超大手通信キャリアから、従業員数100人前後の人材育成ベンチャーへ転職。大手通信キャリアでは12年勤務し、システム開発、人事、新規事業企画と様々な業務に携わり、マネージャーも経験。現在は大企業での経験を活かして、様々な企業の人材育成をサポートしている。