CXOストーリー

大手からベンチャーに転職。マネーフォワード元CFO金坂直哉が語る、後悔しないキャリア術(第1話)

大手からベンチャーに転職。マネーフォワード元CFO金坂直哉が語る、後悔しないキャリア術(第1話)

「自分が圧倒的に成長できる環境に行きたい」「共感できるビジョンに向かって働きたい」「CxO・経営層を将来は目指したい」とベンチャー・スタートアップ転職に興味はあるものの、なんとなく不安を感じて一歩を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか?

CAREEPOOLでは先駆者である「急成長スタートアップCxO」の方々へのインタビューを実施。大企業からスタートアップへ転職する際に気をつけるべきポイント、CxOに必要なスキルやマインドセット、スタートアップで働く醍醐味などについて紹介していきます。

今回は個人向け自動家計簿サービスやビジネス向けバックオフィス支援サービスを展開し、2017年にFintech企業として国内で初めて東証マザーズに上場したマネーフォワード。創業間もない2014年に転職し、2015年から2019年までCFOを務めた同社取締役執行役員の金坂直哉さんにお話をお伺いします。(全3話)

ゴールドマン・サックス証券から創業期のマネーフォワードへ転職

ーー金坂さんは大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社されています。どのような軸でファーストキャリアを選ばれましたか?

 

外資系金融は激務な職場だとは思っていましたが、その分濃密な経験ができますし、仕事面で優秀なだけではなく、面接のプロセスを通じて人間的にも素敵な方が多いと思い選びました。実際、本当に優秀な人がたくさんいて、私は毎日ボコボコにされていましたね(笑)。

 

でもおかげで仕事に対する目線をすごく上げてもらいました。私と仕事をすると「めちゃくちゃ細かいことまで拘るな…」と思っているチームメンバーもいると思いますが、それくらい「神は細部に宿る」のが仕事だと思っているんです。

 

ハイレベル、いわゆるビッグピクチャー的なことから細部まで、両方をバランスよく気にかけることが大切だと思って仕事に向き合っています。

 

 

 

金坂直哉/2007年、東京大学経済学部卒業。ゴールドマン・サックス証券株式会社の東京オフィス、サンフランシスコオフィスにて約8年間勤務。テクノロジー・金融業界を中心にクロスボーダーM&Aや資金調達のアドバイザリー業務、ゴールドマン・サックスが運営する投資ファンドを通じた投資及び投資先企業の価値向上業務に携わる。2014年よりマネーフォワードに転職し、2015年から2019年までCFOを務める。2019年9月、グループ会社のマネーフォワードシンカ株式会社を設立、代表取締役に就任。

 

 

ーーゴールドマン・サックス証券では具体的にどのような仕事に従事されていましたか?

 

いわゆるプライベートエクイティ投資の業務、投資銀行としてのM&Aアドバイザリーや資金調達アドバイザリー業務に、合わせて約8年間携わっていました。

 

 

ーーそこからなぜマネーフォワードへ転職を決意されたのでしょう?

 

転職を検討していた訳では全くなかったのですが、いつかはスタートアップで働きたいとなんとなく思っていました。

 

そんな時に、私の知り合いがマネーフォワードに入社したのがきっかけで、オフィスに遊びに行ったんです。そこで創業者の辻(辻庸介 氏。マネーフォワード代表取締役社長 CEO)や瀧(瀧俊雄 氏。取締役執行役員 マネーフォワード Fintech 研究所長)と話をし、「今このメンバーと一緒にやらないと人生後悔する」と直感的に感じたんです。

 

 

ーーそこまで感じられた理由はどこにあったのでしょうか?

 

2014年当時のマネーフォワードはメインの家計簿事業から、新たにクラウド事業に参入し始めた時期でした。これらのサービスは金融サービスをがらりと変える可能性があると感じていたんです。

 

あとは会社の「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッション。とにかく経営陣の「ユーザにより良い金融サービスを提供したい」という思いにすごく共鳴しました。

 

 

ーー面接のプロセスはどのようなものでしたか?

 

土曜日だったのですが、午前中に2時間くらい代表の辻と話をしました。そして一度家に帰ったのですが、「瀧や他の経営陣にも会って欲しいからもう一回来て」と呼び出されて(笑)。

 

そこはスタートアップらしく、1日で経営陣と一通り話をし、転職を決めました。

 

 

>第2話「大手からベンチャー転職後、CFOへ。ベンチャーにおけるCFOの役割の実際とは 〜創業期の資金調達からIPOまで〜 マネーフォワード 金坂直哉」に続く(2月上旬予定)

 

 

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。