CXOストーリー

【CEO】C Channel 森川 亮

【CEO】C Channel 森川 亮

C Channel社は、ファッション、コスメ、料理などで月間再生数6億回の日本最大級の女性向け動画メディア「C CHANNEL」を展開。20〜30代女性からの多くの支持を集め、中国をはじめとするアジア各国(計9か国)における再生が半数を占めている。そんなC Channel代表取締役社長 森川 亮氏に、起業家に必要な素養、組織作りなどについて聞いた。
※本記事は2018年に実施したインタビュー内容を基に作成しております。


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LINE社長から起業。森川 亮氏が語る、起業家に重要な3つの素養

LINE社長から起業。森川 亮氏が語る、起業家に重要な3つの素養

「日本を元気にしたい」と思った、LINE社長時代の体験

 

——起業家にとって重要な素養を3つあげるとすると何でしょうか?

 

まずは「ビジョン」です。

単純にお金儲けや成功したいというモチベーションだけでは、事業を長く続けることができません。長く続けるためには、周囲が共感する「ビジョン」が必要だと思います。

次に「事業力」も重要です。

どんなに良いことを言葉では言っていても、事業で儲けられなければ会社を潰してしまいます。起業家にはしっかりと事業を推進できる力が必要です。

最後に重要となるのは「誠実さ」です。

儲けるためだったら何をやってもいいわけではありません。周囲の人がついてくるのは「ビジョン」もありますが、それをやりきる人間性、「誠実さ」が最終的には必要不可欠です。ビジョンを掲げるだけでなく、そこに誠実に向き合い続ける姿勢が大切です。

 

 

 

森川 亮 C Channel株式会社 代表取締役社長。1967年神奈川県生まれ。1989年に筑波大学を卒業。日本テレビ放送網に入社。コンピュータシステム部門に配属され、ネットや衛星放送等の新規事業立ち上げに携わる。その後、ソニーを経て、2003年にハンゲームジャパン(後にNHN JAPAN株式会社、現LINE株式会社)に入社し、07年に代表取役社長に就任。2015年3月、同社代表取締役社長を退任し、同年4月にC Channel株式会社を設立。ファッション、コスメ、料理などのハウツー動画を提供する日本最大級の女性向け動画メディア『C CHANNEL』を運営。月間動画再生数は6億回。50%以上は海外での再生を占める。著書に「シンプルに考える」など。

 

——1つ目の「ビジョン」について、C Channelの創業時の「ビジョン」を改めてお聞かせください。

 

「日本を元気にしたい」というビジョンが根本にあります。そのことを意識したきっかけは、前職のLINE株式会社にいた頃のことです。色々な国にまたがって事業をやっていたのですが、事業のグローバル化が進めば進むほど、一緒にやる部下が日本人ではなく外国人になっていきました。日本人の能力・やる気が外国人と比べて相対的にどんどんと低下していく様を見て、「これはまずいな」と感じました。

LINEはそもそも韓国資本の会社でありグローバル企業なので、日本人ばかり登用するわけにはもちろんいきません。そのため、もう少し「日本びいき」できる会社を作って、「日本を元気にしたい」と考えたのが創業時のビジョンです。

その中で取り組む事業としては、「メディア産業を変えていきたい」と考えました。今のメディアは、政治や経済、著名人の揚げ足取りが多く、悪い出来事ばかり取り上げる傾向にあります。このようなニュースを見たり聞いたりしていては、自信もなくなり夢は持てません。もっと良い出来事や頑張っている人達を紹介するメディアを作り、ポジティブなメッセージを出すことで「日本を元気にしたい」と思っています。その入り口として、今、「C CHANNEL」をやっています。

 

簡単に儲からないし、敵も多い。だから自分がやる

 

——森川さんのこれまでのご実績であれば、起業以外にも選択肢が多かったように思います。

 

ありがたいことに、LINEにいた時は多くの会社から誘っていただきました。実際に、社外役員を引き受けたり、教育やファンドなどにも少し関わっていました。しかし最終的には、このメディア分野は自分がやったほうがいいのではないか、誰よりも自分がやれる、という想いで起業しました。当然、私一人の力ではなく、ビジョンに共感してくれる仲間や投資家がいたからこそ起業できたというのはあります。

 

——このメディア分野を「自分がやるべきだ」と思った経緯をもう少し詳しくお聞かせください。

 

事業としてのメディアは、簡単には儲からず、敵も多くてやりきるのが大変な領域です。それゆえに、若い経営者にとっては、事業を成功させるためのハードルが高いです。一定の人脈があり、ある程度信頼もあって、お金も集めやすい人がやらないと勝つのは厳しい領域なのではと思いました。

誰かがやらないと、社会の課題は解決しません。辛いし儲けにくい領域だからといって、誰もが避けていてはいけない。ここは私がやらなければ誰もやらないのではないか、と思い立ち上げました。

また、事業経営はLINEである程度やりきった、という自負もありました。だからこそ、自分がさせてもらった様々な経験を、今度はC Channelで次の世代に返していきたいなという気持ちでやっています。

 

チームが情熱を注げるビジョンを

 

——情熱を注げる「ビジョン」を見つける方法は何でしょうか?

 

私の場合は結構いい年なので、色々な経験をしている中で自然と見えてきました。

ただ若い人だと、口では「社会を変える」と言っていても、心の底では「お金儲けしたい」「成功したい」と考えてしまうことは往々にしてありますよね。仮に社長がビジョンに心から情熱を注げていない場合においては、「チームが共感できるビジョン」を作ることが重要だと思います。チーム全体として情熱を持つことができれば、最悪社長がダメでも、事業はうまく進みます。

もちろん理想は社長に強いビジョンがあって、自らのリーダーシップで引っ張っていくことです。しかし若い人は必ずしもそうはいかないと思うので、そういった場合は「チームが情熱を注げるビジョン」を意識すると良いと思います。

 

 


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ゼロからサービスを立ち上げる、起業家の事業力の磨き方

ゼロからサービスを立ち上げる、起業家の事業力の磨き方

終わることのない、勉強の日々

 

——起業家の素養の2つ目、「事業力」はどのように磨いてこられたのでしょうか?

 

これは勉強しかないですね。(笑)

具体的には、様々な会社やビジネスモデルを観察し、「その会社がなぜ成長したか」、「成功/失敗するまでの過程においてどういう課題があったか」、「最近伸びている事業はどう伸びていて、どう収益が上がっているか」等です。私はそういったことを常に勉強しています。

勉強を続けられる人は事業に対して情熱がある人です。ちょっと儲かると「こんなものか」と思考停止してしまう経営者も多いのですが、少しの成功にも緩まずに、大きな課題解決に向けて自分を追い込んで勉強し続けるには情熱が不可欠だと思います。

 

——多くのユーザーに愛されるサービスをゼロから立ち上げるうえでのポイントをお教えください。

 

これも秘訣というのはなくて、サービスにとことん向き合い続けるしかないですね。朝から晩まで、毎日毎日考え続ける。その中で光が見えるかどうかではないでしょうか。「C CHANNEL」の場合も、勉強でいろんな国の事例を見る中で、たまたま「分散型動画メディア」、「How to 動画」に可能性を見いだすことができたんです。そこに到るまで半年かかりました。

ここで一つ大事だと思うのは、「変なこだわりを持たないこと」です。

最初に始めたことは多くの場合、失敗します。しかし、失敗した時にそのことをあまり引きずらないこと。何故ダメだったのかを考えて、他の可能性があるのだとしたら、すぐさまピボットして実行してみる。サービスを立ち上げてからは過去の判断にこだわるのではなく、柔軟に変化し続けて前に進む。

これがゼロからサービスを立ち上げる際には重要かと思います。

 

過去の流れをトレースして市場を見極める

 

——サービス立ち上げ後、グロースさせるフェーズで大切なことをお教えください。

 

これも秘訣というか、サービスに向き合い続けるしかないのですが、強いていえば「市場があるか」「市場が伸びるか」の見極めでしょうか。

例えば、「C CHANNEL」が女性向けではなく、男性向け動画メディアをやっていたら難しかったと思います。すでにある程度広告収入が見込める女性向け市場だったからこそ成り立ったのだと思います。加えて、スマホ動画メディア市場は、2015年の創業当時はありませんでしたが、これから確実に伸びそうな領域でした。「『動画元年』なんて来るのか」と創業当初はよく叩かれたものですが、確実に伸びると確信していました。

この市場の見極めが、事業のグロースにおいては重要だと思います。

 

——市場の成長性を見極めるコツは何でしょうか?

 

過去の市場の流れをトレースすることが大切です。

例えば、LINEの時はiモード事業の変遷をトレースしていました。携帯電話で出た着メロやゲームといったサービスが、どういう順番でどのように成長していったかを分析し、それをスマホにトレースしました。C CHANNEL」に関しても、SNSは文字から始まり、写真があって動画がくる。これはパソコンで既にあった流れなので、当然スマホでもくると考えていました。

このように、過去の類似市場の流れを勉強することで、市場の成長性を見通すことができるようになると考えています。

 

 


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急成長ベンチャーにおける、仲間集めの秘訣とは

急成長ベンチャーにおける、仲間集めの秘訣とは

会社の存在意義に「誠実に」向き合い続ける

 

——起業家の素養の3つ目である「誠実さ」の部分ですが、これが大切だと思われる理由をお聞かせください。

 

これまで色々な経営者を見てきましたが、お金を手にすると、私欲で様々なことに手を出す人がいます。マンションを買ったり、別荘を買ったり、変な投資をしてみたり。「ビジョン」にもつながりますが、何のために会社をやっているのか、ということを誠実に追い続けられる人でないと人はついてきてくれません。経営者のことを社員やパートナーはしっかりと見ています。

人に対して誠実というのも大切ですが、自分の想いに対して誠実ということも重要です。

 

——御社の場合、創業してからすぐに「C CHANNEL」をリリースされています。これは周囲に対する「誠実さ」も意識されていたのでしょうか?

 

そこは意識していました。普通のベンチャーだと起業してから半年くらいはサービス開始に時間をかけるものですが、弊社の場合、会社スタートを発表してから10日目くらいには「C CHANNEL」をリリースしました。

おそらく私が会社を立ち上げたとなると注目度は高いですが、その分、プロダクトのローンチが遅くなった場合にバッシングされるリスクも高いです。創業していきなりそれでは、せっかく仲間になってくれた社員やパートナーが失望してしまうのではないかと思い、起業する前からプロダクトは戦略的に準備していました。

 

自社にマッチする人を見極める

——仲間集めでおさえるべきポイントをお教えください。

仲間集めにおいて一番難しいのが「本当にこの人でいいのか」という見極めの部分です。肩書きや見かけの実績はあっても、実際はその人の部下が重要な仕事は全てやっていた、というのはよくある話です。

その点、私の場合は、自分の信頼できる元部下を創業期に連れて来られたというのは良かったですね。一緒に働いたことがあるので、見極めを済ませた状態で仲間にすることができました。

これから起業を考えている人に対して言えることとしては、前職でいい仕事をしていないと人はなかなかついてこないということです。どういう職場や仕事であっても、人に信頼される仕事の仕方をしないといけないよ、ということを伝えたいです。

——人を採用する際に、どのような点を見極めていらっしゃいますか?

一番重要視しているのは、やりたいことが明確な人で、やりたいことが我々のやりたいことと重なっているかです。たとえ優秀であったり、やる気があったとしても、やりたいことの方向性が会社と違うと上手くいきません。逆に方向性が合っている人は、指導しなくても勝手に成長してくれるものです。

——優秀な幹部陣を採用する際のポイントをお聞かせください。

幹部候補の採用のポイントは、常に候補となる人の状況にアンテナを張っておくことです。定期的に会ってご飯を食べたり、会社の状況を伝えたり、退職メールが来たら必ず返信したりと、個人的な付き合いを続けること。人には必ず波があって、口説く確率を高くするには「いかに波に乗っていない時に誘うか」が重要です。その波は個人的な付き合いをしていないとわからないですよね。

あとは、ベンチャー企業の場合、ポジションを明確に定められていなくてもとりあえず入社してもらう、ということもあって良いと思います。まずは既存事業をサポートして次の世代を育ててもらいながら、新しいミッションを見つけ出すといった具合です。

会社のタイミングではなく、その人のタイミングに合わせて採用することが重要です。

 

 


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競合の追随を許さない、急成長サービスの作り方

競合の追随を許さない、急成長サービスの作り方

「質」と「スピード」を意識した人材配置

 

——近年の分散型動画メディアの市場は群雄割拠の様相かと思いますが、競合が追随してきた際の対処のポイントをお教えください。

 

これは、LINE時代に韓国や中国などの企業を見てきて思ったことですが、「質」と「スピード」両方を実現することが大切です。日本の企業の多くは「質」は高いけれど「スピード」が遅い。それでは結局負けてしまいます。「スピード」に関しては、「コピーできないビジネスは無い」という前提に立って、コピーされるよりも早く動く意識が重要です。

 

——「スピード」を高めるために、どのように組織を動かしていくことを意識されていますか?

 

些細なことですが、会議を減らす、ドキュメント作成に時間をかけない、サービス開始後すぐにマーケティングをする等、とにかく早く意思決定できる土壌を作ることが大切です。

また人材配置においても、まずはスピードの早いメンバーに任せること。例えば前職のLINEでも、スピードがすごく早いけれど、仕事の質は荒い、という人がいる場合は、一旦作らせて、あとで仕事の質を高くして、磨き上げる、ということをやっていました。

C Channelでもフットワークが軽いメンバーにまずは仕事を任せ、その間に質を磨き上げる体制を準備し、最後はそのチームにパスして磨き上げるようにしています。人の資質を見極めて、組織が「質」と「スピード」の両方を実現できるよう、人材配置をすることが重要です。

 

——会社がある程度の組織規模になると、エンジニアとクリエイティブ、営業といった、組織間の壁がスピードを阻害するケースもあるように思います。それらに対する対処法をお聞かせください。

 

そこは現状、私が組織の間に入り込んでサポートしてしまう場合が多いかもしれません。開発経験があって仕様書もかけるし、動画も詳しいし、営業もできるので。そこはベンチャーの起業家らしく、臨機応変にやっています。

 

女性がイキイキ活躍する組織の作り方

 

——御社が組織マネジメントで意識されていることはありますか?

 

女性が大いに活躍できる組織マネジメントを意識しています。我々は女性向けサービスの会社なので、ユーザーに近い女性の感性がサービス開発において重要になります。最終的に作ってる側がいいと思わないと、ユーザーもいいと思ってくれません。

創業当初は男性ばかりでやっていて、その時はいわゆる「男性型のマネジメント」で、かなり目標管理も厳しくやっていました。その中に女性が初めて来てくれて、そのままのマネジメントを続けていたところ、すぐに辞めてしまいました。

このような経験から、女性、特に「C CHANNEL」のユーザーのような「キラキラが好き」といった若い女性がイキイキと働ける職場にしないといけないと考えるようになりました。

 

——若い女性が多い職場を具体的にどのようにマネジメントされているのでしょうか?

 

なるべく笑顔を増やす職場作りを心がけています。

若い女性はとにかく褒めて伸ばす。C Channelで働いてくれる若い女性は、「自分らしい人生を生きたい!」という子が多いので、自分が好きなことを実現できる環境づくりが一番モチベーションにつながります。なので、評価においても「いかに自分が好きなことを実現できているか」を評価に結び付けたりもしています。

一方で、チームの管理職のメンバーに対しては、「とにかく愚痴を聞くこと」「背中を押してあげる」といったことを意識しています。若い女性が多いチームでは、あまりトップダウンのマネジメントではなく、逆ピラミッドのような構造を作ってあげることが重要だと考えています。

これが、女性が多い職場を円滑にマネジメントする秘訣だと思います。

 

 


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世界にチャレンジする際のパートナー選びの秘訣

世界にチャレンジする際のパートナー選びの秘訣

パートナー選びはトップを見る

 

——国内外で、様々な企業との提携を積極的に行なっている印象です。信頼できるパートナーの見極め方と、相手を本気にしていく秘訣を教えください。

 

当たり前ですが、なるべくその業界・地域で一番うまくいっている会社と組みたいと思っています。全てが新しいチャレンジとなる我々が組むには、ある程度余裕がある会社じゃないとスピード感を持ってチャレンジできません。

その上で、パートナーを本気にする秘訣は、会社のトップと会ってコミュニケーションすることです。トップの意見や考えている戦略を聞いて、それが我々とマッチしているかを確認する。そして、一緒にやっていきたい場合はトップが本気になってくれるよう、説得して巻き込んでいく。トップが本気になっていれば、仮に少々上手く行かないことがあっても、すぐに改善策を実行してくれます。

 

——重要なパートナーである株主を選ぶ際に意識されてきたことをお教えください。

 

創業時のファイナンスは、IT業界で力のある方々に出資いただこうと思っていました。

次のファイナンスでは事業シナジーを意識し、メディア関連の事業会社の方々に株主になっていただきました。

 

信頼できるパートナーと共に世界へ

 

——直近、中国最大手VCであるLegend Capitalからの調達も発表されました

 

Legend Capitalからの資金調達も事業シナジーの文脈です。

中国という国はある意味私の弱点でした。アジア全般での成功経験はあるものの、中国だけはありませんでした。何度か苦しめられた経験はありますが。(笑)

これは中国のみならず、アメリカやインドといった大きな国の特徴かもしれませんが、彼らは現地に根付いた企業を重宝する傾向にあります。そういう意味では、海外展開はVCを含めたパートナー選びが鍵になります。

 

——海外のパートナーはどのように見つけて来られたのでしょうか?

 

海外展開を始めた際に、ちょうど私の本を出版しました。そこで、まずは出版イベントで現地に入っていって、そこに参加していただいた私を信頼してくれている人の中で、一番成果が出せそうな人と組むという感じで始めました。

ですので、パートナーは、組む前からお互いに信頼関係があって、私のこともよく知ってくださっている人を選びました。このやり方はなかなか真似できないかもしれませんが、トップ同士が信頼関係で結ばれていることが重要だと思います。

 

新しいメディアの形で、世界を獲る

 

——創業時から世界展開を積極的にされている印象を持っています。

 

新しいメディアの形はまずは若い人から広がるので、若い層をターゲットにしなければなりませんでした。しかしながら、日本は若い世代が少なく、市場が小さいため、若い人向けで大きくいくならば、当然世界にも出していく必要がある、というのが大前提になっています。

日本企業が海外展開をする際によくやるのが、海外経験のある日本人を採用して送り込むというやり方です。しかし、それでは時間がかかるので、我々は最初から現地パートナーと組んでスピード重視でやる戦略をとっています。

 

デジタル時代の「メディアコングロマリット」に

 

——今後、達成したいビジョンをお聞かせください。

 

もともと、初めて資金調達するときにも、事業計画らしきものは作りませんでした。ひたすら「タイムワーナーやディズニー、ニューズ・コーポレーションのようなメディアコングロマリットを作りたいので、お金を出してください。」という想いだけを伝えたんです。今もその気持ちに変わりはありません。

いま挙げたようなメディアコングロマリットはアナログ時代のメディア企業ですが、デジタル時代のメディアコングロマリットになりたいと思っています。

 

——最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。

 

いろんなベンチャー、いろんな起業家がいると思いますが、我々は、こじんまりとはせず、大きく世界を変えるようなベンチャー企業を作っていきたいと思います。

もし今、小さい事業で悩んでいる方は是非ジョインしていただきたい。ぜひ我々と一緒に大きな夢を叶えたいなと思います。お待ちしています。

 

 

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。