CXOストーリー

コンサル、投資銀行からベンチャーのCFOに転職。AnyMind Group 大川敬三が語るキャリアのつくり方(第3話)

コンサル、投資銀行からベンチャーのCFOに転職。AnyMind Group 大川敬三が語るキャリアのつくり方(第3話)

「自分が圧倒的に成長できる環境に行きたい」「共感できるビジョンに向かって働きたい」「CxO・経営層を将来は目指したい」とベンチャー・スタートアップ転職に興味はあるものの、なんとなく不安を感じて一歩を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか?

CAREEPOOLでは先駆者である「急成長スタートアップCxO」の方々へのインタビューを実施。大企業からスタートアップへ転職する際に気をつけるべきポイント、CxOに必要なスキルやマインドセット、スタートアップで働く醍醐味などについて紹介していきます。

今回は2016年4月にシンガポールを本社として創業し、マーケティング及びエンターテインメント領域を軸とした展開サービスは11市場13拠点に急拡大、累計資金調達額は68億円を超えるAnyMind Group CFOの大川敬三さんにお話をお伺いします。(全3話)


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転職を決意させた、起業家「十河宏輔」との出会い

ーーあらためて、大川さんのこれまでのキャリアについてお聞かせください。

 

私は新卒でデロイトトーマツコンサルティングに入社し、中期事業戦略立案、新規事業戦略立案、組織改革、オペレーション体制構築やITシステム導入などを3年ほど経験したのちに、M&A戦略チームの立ち上げに加わりました。

 

M&A戦略チームではM&Aの戦略立案からソーシング、デューデリジェンス、PMIまでの一連の流れを一気通貫でサポートしていました。そのチームで2年ほどいた後に、かねてから行くと決めていたMBA取得のため、退職してシカゴ大学に留学しました。

 

 

ーー帰国後、モルガン・スタンレーに入社されます。

 

次のキャリアとして「M&A」を軸にしたいと考え、ディールを多く抱える投資銀行を選びました。インターンシップを経て、コンサルティング的なスキルやアプローチを投資銀行のアドバイザリーに持ち込めればバリューが出せると確信できたのも入社の決め手となりましたね。

 

最初の1年半は不動産業界を担当するチームに入りました。1年半で10件ほどIPOや公募増資を経験するなど、かなり濃い経験を積むことができました。

 

そこから元々関心のあったインターネット業界を担当するチームに異動しました。当時は私ともう1人だけしかいない少人数体制でしたが、いわゆるIT系メガベンチャーのIPOやM&A、公募増資などのサポートを行いました。そこで4年ほど勤務しました。

 

 

ーーそこからAnyMind Groupにジョインされたきっかけをお聞かせください。

 

もともと代表の十河が香港で投資銀行を探していて、その中でもモルガン・スタンレーの香港チームを気に入り話を進めていたのが発端です。そこからAnyMind Groupが日本に進出するというタイミングでモルガン・スタンレーの日本チームとも会っておいたほうが良いだろうと紹介されました。

 

 

ーーでは最初は「お客さん」として十河さんに会ったのですね。

 

そうですね、私は純粋にお客さんに対するビジネスパートナーとして、上場や資金調達、M&Aについてアドバイスをしていました。

 

そんな議論をする中で、「そこまでアドバイスくれるならジョインしないか」と十河に誘われました。私はスタートアップにもちろん興味はありましたが、投資銀行の業務もかなり好きで、ずっとこのキャリアを続けてもいいかなと思っていたので悩みましたね。

 

 

ーーそれでもジョインを決意された理由はなんだったのでしょう?

 

私は前職で色々な経営者を見てきましたが、十河の人を惹きつける力、しかも国籍問わず人を惹きつけグローバルで事業と組織を拡大していく力はずば抜けています。

 

十河はビジネスに対する理解や判断はすごく細やかな一方で、人やビジョン対しては極めてポジティブな人間です。ビジョンを達成できると本気で信じこんでいて、そこには気持ちがいいくらいにお金や私欲といったネガティブ要素がない。

 

こんなにポテンシャルのある人間が、これからどう成長していくんだろうというのを純粋に見てみたかった。彼の隣でCFOとして戦えることに、魅力を感じました。

 

 

ーー実際にCFOとしてジョインされて、ギャップはありましたか?

 

ギャップは無いですね。

 

これまで数社M&Aもしていますが、交渉の場は私と十河のセットで向かうことが多いです。当然ながらこちらもベンチャーなので、高い金額が提示できるわけでもなく、こちらの事業も不安定要素が多い。

 

そんな状況下でハードな交渉を持ち掛けたとしても、相手がAnyMind Groupの仲間に入ろうと決めてくれるのは、最後は経営者同士が互いに惚れ込むという部分。「十河とだったら、AnyMind Groupとだったら一緒にやっていける」と思ってもらえているからです。

 

おかげでM&Aはかなり成功している部類だと思いますが、ひとえに十河という起業家の器がそうさせていると感じています。

 

 


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世界で通用するCFOを目指して

世界で通用するCFOを目指して

ーー11市場13拠点に展開を急拡大しているAnyMind Groupですが、現在のマネジメントチームの構成はどうなっていますか?

 

私がジョインした当初はマネジメントチームが全員日本人という状況でしたが、現在はマネジメントのうち半分以上が日本人ではありません。日本人の創業者に最適化されていたフェーズから、グローバル展開に適したマネジメントチームに変化してきています。

 

 

ーーどのような役割分担をなされていますか?

 

CEOの十河が全体統括と新規事業。小堤が広告主向け事業の統括、丸山がパブリッシャー向け事業、加えて各国・エリアの担当としてOui、Phuong、Lidya、Benがカントリーマネージャーといった形で役割分担をしています。

 

我々は10拠点以上で、ビジネスモデルも広告主向けからパブリッシャー向け、インフルエンサーマネジメント、HRテックなど様々です。これを一人で統括するのは当然ながら無理ですので、各事業・エリアでそれぞれのリーダーが最適化していくスタイルをとっています。

 

CFOの私はそれらを横串で見る役割として、財務経理や資金調達、M&Aに加えて、人事、法務などコーポレート全般を管掌しています。

 

 

ーーでは最後に、大川さんの今後のチャレンジをお聞かせください。

 

個人的にどうこうというのはあまりなくて、「会社を大きくする」ことが1番やりたいことです。その成長過程で自分の役割や求められる能力が変化してくることが個人的なチャレンジになると思っています。

 

具体的には、今は東南アジア、中華圏、日本で事業を行なっていますが、誤解を恐れずにいうと、マネジメントの難易度は比較的「想像の範疇」なんです。国籍は違えど、アジア人同士なので、互いのバックグラウンドやカルチャーを知っているし、近しい部分もあるからです。

 

しかしこれからインド、中東、東欧、アフリカへとビジネス領域が広がっていくことを想像したときに、その時に必要なマネジメントやコミュニケーションの難易度は上がっていくことでしょう。

 

なので世界で通用する会社、そしてマネジメントチームを作るチャレンジを続けていきたい。そのために、これからも変わらずストイックに自分の力を伸ばし続けていきたいと思います。

 

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。

下平 将人

筆者 : 

下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。